投資信託とは
投資信託は、「多くの投資家から集めた資金をまとめ大きな資金とし、専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組み」です。
集めた資金をどのような対象に投資するかを投資家が選んだ専門家に信じて任せる(信託する)ので「投資信託」と呼ばれています。
投資信託は、小口の資金ではじめられ、分散投資でリスクを緩和でき、運用をプロに任せるという点で、投資が初めてという方も参加しやすい商品です。
投信の種類もさまざま
投資信託は銘柄総本数は数千本もあります。これだけあるとたくさんありすぎて目的の投資信託の見つけ方がわからない方も多いと思います。
目的の投信を見つけるには、ネット証券が提供している検索機能を利用すると便利です。そのためには、投資先の分類を把握しなければなりません。
投資信託は基本的に以下の分類のいずれかに当てはまります。
「○○を中心に投資したい」という目的を持って選べば、目的の投信を探しやすくなりますよ。
国内株式 | 国内の株式を中心に組み入れた投資信託 |
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世界株式 | 先進国の株式を中心に組み入れた投資信託 |
新興国株式 | 新興国の株式を中心に組み入れた投資信託 |
国内債券 | 国内の公社債を中心に組み入れた投資信託 |
世界債券 | 先進国の公社債を中心に組み入れた投資信託 |
新興国債券 | 新興国の公社債を中心に組み入れた投資信託 |
REIT |
不動産投資信託(リート)を中心に組み入れた投資信託 |
バランス型 | 株式、公社債、不動産投資信託(リート)などの異なる資産へ投資する投資信託 2種類以上の資産を組み入れる場合は本分類に含まれる |
コモディティ | 小麦・大豆などの商品を中心に組み入れた投資信託 |
投資信託とリスクとリターンの関係
株式や債券、不動産といった金融商品は、リスクとリターンの度合いや値動きの様子、有利または不利に働く相場環境などがそれぞれ異なります。
リスクが高い投信は、期待できるリターンも高くなります。逆にリスクの低い投信は、安全性のメリットはありますがリターンも低くなります。