投資信託選び、長期保有なら信託報酬の方が重要!
信託報酬の1%の差もあなどれない !?
投信には3つのコストがかかっています。その中で、ファンドを保有している間、運用や管理の費用として差し引かれる信託報酬があります。
販売手数料が安いのも重要ですが、長期保有する場合、購入時に一度負担するだけの販売手数料より、保有中毎日差し引かれる信託報酬の影響が大きくなります。
例えば、販売手数料0円として、100万円を年平均6%(1年複利)の利回りで20年間運用した場合で比較してみましょう。
信託報酬が2%の場合、信託報酬1%の場合、信託報酬0%の場合の3パターンをグラフにしてみました。
保有期間が長いほど、差が大きく開きます。20年後には、2%の信託報酬の場合は220万円、1%の信託報酬の場合は266万円、その差46万円です。これが元金500万円の運用だとその差は230万円、元金1000万円だと460万円の差となります。大きいですね。
信託報酬の1%の差もあなどれないですね。
購入手数料や信託報酬率が高いファンドだと「もしかしたら、コストの安いファンドよりも、よい運用実績が期待できるかもしれない。」と思われるかもしれません。でも、実際は逆で、コストが安い投信ほど、運用実績がいいというデータがでています。結局は、どんな優秀なファンドマネージャーでも、市場平均に勝ち続けることはできないようです。
さらに、信託報酬の設定は、販売サイドの事情もからんでいます。投資信託会社が販売金融機関に、自分のファンドを積極的に販売してもらうために、信託報酬率を高めに設定しているケースがほとんどです。信託報酬が高いほど、販売サイドの実入りも大きいので、販売サイドは、できるだけ販売手数料や信託報酬が高い投信を売りたいのです。
私たちは、販売サイドのカモにならないように、しっかりとよい投信を見極めなければなりません。
購入手数料無料で信託報酬1%未満のよい投信を見つけよう!
ノーロード投信で信託報酬も安ければ、良心的な投信と言えます。
例えば、バランス型のノーロード投信で紹介している投信は、非常に手数料が安く、良心的なコスト設定です。世界経済の成長に投資ができるので、投資対象も魅力的です。
例えば、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドの場合、このファンド一本で、世界経済の成長に添った資産形成ができます。
ファンド1本で世界30カ国以上の株式と10カ国以上の債券に分散投資でき、リスクを分散しながら安定的な収益を望めるようになっています。さらに、セゾン投信は直販型のファンドですので手数料が安く設定されているのが魅力です。
セゾン投信の手数料は、販売手数料0円(同種のファンドでは、2〜3%の手数料)、信託報酬も0.77%(同種ファンド1.5%前後)と劇的に安く、解約手数料0円です。同種のファンドの中で最安値水準の手数料です。手数料が安いというのはかなりメリットが高いです。